高級ダウンはクリーニングがおすすめ!ジャケットやコートの料金相場を紹介
「高級ダウンを洗いたいけど、自宅で洗濯して大丈夫?」
「高級ダウンをクリーニングに出すといくらくらいかかる?」
このようなお悩みをお持ちの方に向けて、高級ダウンのメンテナンスについて詳しく解説します。最適なお手入れ頻度やクリーニング店の選び方、各アイテムの料金相場もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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高級ダウンはクリーニングに出すのがおすすめ
高級ダウンが汚れてしまったときは、迷わずクリーニングに出しましょう!
「クリーニング代を節約したい」
「お店まで持っていくのは面倒」
このような理由から自宅でメンテナンスしたい方も多いと思いますが、大切なダウンを劣化させてしまうことにもなりかねません。まずは、高級ダウンをクリーニングに出すべき理由を詳しく解説していきます。
高級ダウンとは
ダウンジャケットやダウンコートの価格帯はとても幅広く、一着数千円で手に入る商品もあれば、一着数万円~数十万円もするような「高級ダウン」も存在します。
ブランドでいえば、
● モンクレール
● カナダグース
● タトラス
● ウールリッチ
● ヘルノ
● ノースフェイス
このあたりが有名です。ブランドの高級ダウンは、洗練されたデザインも魅力のひとつ。しかし、リーズナブルなダウンとの最も大きな違いは、羽毛の膨らみ具合を示す「フィルパワー」にあります。
そもそもダウンジャケットが暖かいのは、羽毛同士がつくりだす空気層によって内部に熱が蓄えられるためです。「フィルパワー」が高い羽毛はそれだけ多くの空気を抱き込むことができるため、より高い保温効果を期待することができます。
そして、高級ダウンで主に使用されるのは、羽毛の中でも最上級のグース(ガチョウ)。リーズナブルなダウンで使用されるダック(アヒル)と比べて高いフィルパワーを持ち、素晴らしい機能性を発揮してくれます。
また、羽毛には生き物由来のニオイがつきものですが、高級ダウンはこのニオイを極力抑えるために、洗浄・精製の過程を丁寧に行っています。上質な素材にこだわり、製品作りの過程に手間をかけているからこそ、高級ダウンは一般的なダウンと比べて高価になるというわけです。
高級ダウンをクリーニングに出すべき理由
高級ダウンに使用されるグース(ガチョウ)はとてもデリケートな素材のため、取り扱いには専門技術が必要です。不慣れな人が扱うとダウンのボリュームが減少したり、イヤなニオイがついてしまったりと、ダウンの寿命を縮めることにもなりかねません。
また、ダウンは洗濯~乾燥までに約1週間かかる上、羽毛が偏らないよう細心の注意を払う必要があります。このように高級ダウンは取り扱いが非常に難しいため、自宅でのメンテナンスは現実的ではないといえるでしょう。
高級ダウンの適切なクリーニングの頻度
日頃から適切に管理されていれば、クリーニングへ出すのは年1回程度で問題ありません。一方、ダウンに泥汚れや食べこぼしなどが付着してしまった場合は、すぐにクリーニング店に相談しましょう。
しかし、なかには高級ダウンのクリーニングをお断りしているお店もあります。
高級ダウンのクリーニングを断られる可能性もある
ここからは、高級ダウンのクリーニングを断られてしまうケースについて詳しくご説明します。
クリーニングを断られる理由
高級ダウンのクリーニングを断られるのには、以下のような理由が考えられます。
● 素材がデリケートで、取り扱いが難しいため
● ダウンの再現性が難しく、高い技術が必要とされるため
● 万が一の場合の補償が高額になるため
上記の通り、高級ダウンで使用される素材はとてもデリケートです。プロであっても取り扱いが難しく、少しのミスでも羽毛がボリュームダウンし、暖かさが半減してしまうおそれがあります。
また、高級ダウンはとても高価な商品なので、万が一の場合は高額の弁償代金を支払わなければなりません。たとえば「モンクレール」の最高級ラインには、一着30万円以上する商品もあります。お店側としてもリスクが大きいため、「高級ダウンはNG」としているクリーニング店も多いのです。
高級ダウンクリーニングでは失敗される事例も発生している
高級ダウンのクリーニングでは、お店選びが非常に重要。仮に断られなかったとしても、お店の技術力によってはイマイチな仕上がりになってしまうこともあります。以下は、高級ダウンをクリーニングに出した場合のよくある失敗例です。
● ダウンのボリュームが減る
● ダウンが偏る
● 生地の光沢がなくなる
● 生地の揮発性が落ちる
● 色落ちする
とくにダウンのボリュームや均一性は暖かさを大きく左右するため、クリーニングに失敗すると肝心の「保温性」が損なわれてしまいます。このように高級ダウンのクリーニングはトラブルが発生しやすいため、お店選びは慎重に行いましょう。
関連記事:ダウンコートはクリーニングしないほうがいい?その理由と注意点|クリーニング料金相場も紹介
失敗しないための高級ダウンクリーニングの店選びのポイント
ボリュームダウンや色落ちを防ぐためにも、高級ダウンは信頼できるクリーニング店におまかせしましょう。
クリーニング店選びの重要ポイントは、主に以下の2点です。
● 高級ダウンクリーニングの技術・実績がある
● ウェットクリーニング(水洗い)ができるかどうか
高級ダウンクリーニングの技術・実績がある
高級ダウンをクリーニングに出すときは、技術や実績が豊富なお店を選びましょう。
高級ダウンに使用される素材はとても繊細なので、取り扱いには高い技術力と専門性が必要です。高級ダウンの取り扱いに慣れていないお店を選ぶと、かえってダウンの状態が悪化してしまう可能性もあります。
また、ブランドごとのコンセプトを理解し、商品の持つイメージやシルエットにまで配慮できる「職人」がいると尚良しです。なかには高級ダウンや高級衣類を専門としているクリーニング店もあるので、お住まいの地域で探してみてください。
ウェットクリーニング(水洗い)ができるかどうか
高級ダウンをクリーニングに出す場合は、ウェットクリーニング(水洗い)に対応しているお店がおすすめです。
高級ダウンの洗濯表示を見てみると、水を使わない「ドライクリーニング」が推奨されている場合が大半かと思います。しかし、ドライクリーニングでは汗や飲みこぼしなどの水溶性の汚れを落とすことができず、ボリュームや保温性が損なわれてしまうリスクもあります。
一方、水を使って丸洗いするウェットクリーニングなら、ドライクリーニングでは落としきれない汚れもしっかり除去可能です。さらに、ボリュームダウンや型崩れを防止し、ドライクリーニング用溶剤由来の汚れやニオイも防ぐことができます。
ダウンの洗濯表示に「水洗い不可」とある場合も、クリーニング店であれば対応できる可能性があるため、まずは気軽に相談してみましょう。
関連記事:高級ダウンクリーニングおすすめ5選|値段だけで決めていけない失敗しない選び方とは
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高級ダウンのクリーニング料金・値段の相場
ここからは、高級ダウンのクリーニング料金相場をご紹介しましょう。クリーニング店には下記の2種類があり、仕組みや料金体系が異なります。
● 店舗型クリーニング
● 宅配クリーニング
2種類の料金相場をそれぞれご紹介しますので、クリーニング店選びの参考にしてみてください。
ジャケット・コートなどのアイテムの料金
ダウンアイテムをクリーニングする場合の料金相場は、以下の通りです。
店舗型クリーニング/宅配クリーニング
ダウンコート:12,700円/10,816円
ダウンジャケット:9,200円/8,600円
ダウンベスト:7,700円/6,400円
こうして比較してみると、店舗型クリーニングよりも宅配クリーニングのほうが料金相場が低いことがわかります。とくにダウンコートは1着あたり約2,000円の差があり、家族全員分のコートをクリーニングしたい方にもおすすめです。
消臭・撥水・保管などのオプションの料金
高級ダウンをクリーニングする際は、オプションサービスを利用するのもおすすめです。
たとえばシミやカビは通常のクリーニングでは落としきれない場合があるため、「シミ抜き」「カビ取り」といったオプションを勧められる場合があります。また、モンクレールのダウンにはコミック調の「アニメラベル」が縫い付けられていますが、こうしたラベルのほつれや破れなどに対して専用のオプションメニューが用意されている場合も。
オプションサービスのラインナップはクリーニング店によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
- 汚れ防止:2,200円
- 撥水:2,600円
- 防虫:2,400円
- シミ抜き:3,300円
- カビ取り・防カビ:3,300円
- 消臭:2,700円
- 穴、破れ処理:16,500円
- ファークリーニング:2,500円
- アニメラベルほつれ直し:4,000円
消臭・撥水・防虫などの加工はおおむね2,500円~3,000円程度ですが、穴や破れ処理のように大掛かりな修復が必要な場合は追加料金も高額になる傾向があります。こうしたオプションサービスは宅配クリーニングでも用意されていることが多いので、必要に応じて活用しましょう。
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まとめ
高級ダウンに使用されるグース(ガチョウ)はとてもデリケート。自宅で洗うと保温性が損なわれてしまうリスクがあるため、汚れた場合は必ずクリーニング店に依頼しましょう。
ただし、高級ダウンの取り扱いはプロでも難しく、場合によってはクリーニングを断られてしまう可能性もあります。「ダウンが偏る」「表面の光沢がなくなる」といった失敗事例も多いため、店選びは慎重に行いましょう。
クリーニング店を選ぶ際は、今回ご紹介した料金相場も参考にしてみてください。