服についたファンデーションの汚れを落とす方法|外出先での応急処置も解説します!
服にファンデーションがついてしまった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。ここでは、ファンデーション汚れの正しい落とし方や外出先での場合、時間が経ってしまった場合などの対処方法をシーンごとに紹介します。
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衣類についたファンデーションの汚れが落ちにくい理由
メイクをしているときなど、衣類についてしまったファンデーションの汚れがなかなか落ちなくて困った経験がある人もいるのではないでしょうか。ファンデーション汚れが落ちにくい理由として以下が挙げられます。
【ファンデーションが落ちにくい理由】
- ファンデーションの成分は油性
- メイクが崩れないように作れられている
それぞれ詳しく説明します。
ファンデーションの成分は油性
衣類などにつく汚れは大きく分けて、油性か水性に分けられます。油性は水に溶けにくく、水性は水に溶けやすい性質を持ちます。リキッドファンデーションなどの化粧品の汚れは油性です。
油性汚れと水性汚れの身近な例をいくつかご紹介します。
メイクが崩れないように作られている
ファンデーション汚れが落ちにくいもうひとつの理由として、メイクが落ちないように工夫が施されていることがあります。化粧品には汗や水など強いウォータープルーフを売りにしたりにしている商品も多く、そういった要素が汚れをより落ちにくくしています。
ファンデーションには顔料や鉱物の成分なども含まれているため、泥汚れのように取れにくくなっています。
服についたファンデーションの汚れ・しみを取る方法
しかし、服についたファンデーションの汚れやシミは、絶対に取れないわけではありません。正しい落とし方のポイントを押さえておけば、汚れを取ることができます。自宅でファンデーション汚れを落とす場合は、必ず服の洗濯表示を見て自宅で洗えるか確認することが重要です。
手洗いができない洗濯表示マークは以下のとおりです。洗濯機使用・手洗いともに、家庭での洗濯は基本的に不可となっていることを示す表示のため、洗いたい場合はクリーニング店に相談しましょう。
【自宅で洗わない方がいい洗濯表示】
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服についたファンデーション汚れを落とすために必要な道具は以下のとおりです。
【必要なもの】
- 中性洗剤(台所洗剤も可)
- 歯ブラシ
- タオル
- ぬるま湯
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必要なものが揃ったら、以下の手順に従って服についたファンデーションを落としていきましょう。
服についたファンデーションを落とす手順
服についたファンデーションを落とす手順を紹介します。
【服についたファンデーションを落とす手順】
- 1. シミのついた面を上にして、シミの部分の下にタオルを敷く
- 2. シミに直接洗剤をつけて、歯ブラシで叩くように染み込ませる
- 3. 汚れを下のタオルに移すようにして叩き、タオルに色が移らなくなるまで行う
- 4. ぬるま湯で洗い流す
- 5. シミに洗濯洗剤をつけ、そのまま洗濯機で洗う
服についたファンデーションを落とすときのポイント
ファンデーション汚れを落とすときのポイントは以下のとおりです。
【ファンデーションを落とすときのポイント】
- 汚れが染みる前にできるだけ早く対応する
- 生地は擦らずに叩くようにして汚れを浮かせる
- 水で濡らす前にクレンジングオイルを使う
まずはできるだけ早く対処することが重要です。衣類の繊維によっては染み込みやすく、なかなか汚れが落ちなくなってしまう場合もあります。
また、生地はこすらずに優しく叩くようにしましょう。服を擦ると傷みの原因になるだけでなく、汚れが広がったり、繊維の奥に入り込んでしまったりする可能性があります。
汚れがつくと水で洗い流したくなってしまいますが、ファンデーションは油性のため水は逆効果です。水で濡らす前にクレンジングオイルを使うと汚れが落ちやすくなります。
関連記事:服の油染みの落とし方!時間が経ったシミの落とし方やおすすめの洗剤など徹底解説
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外出先でファンデーションが服についた時の応急処置
次に、急な外出先でファンデーションが服についてしまったときの対処法を紹介します。
応急処置の手順は以下のとおりです。
【ファンデーションが服についたときの応急処置の手順】
- 1. ティッシュ(ハンカチ)にファンデーションの汚れを移す
- 2. ハンドソープを汚れ部分になじませる
- 3. ハンドソープがよくなじんだらティッシュ(ハンカチ)で拭き取る
- 4. ぬるま湯または水でしっかりと洗い流す
ティッシュもしくはハンカチで拭き取る際には、まだファンデーションが生地に残っている状態です。大切な衣類を傷めないよう、擦らずに優しく拭き取りましょう。
時間が経ってしまったファンデーション汚れの落とし方
ファンデーション汚れにはできるだけ早く対処することが重要ですが、外出先で応急処置ができなかったり、気が付かずに時間が経過してしまったりした汚れも、場合によっては落とすことができます。
時間が経ってしまった場合のファンデーション汚れ落としに必要な道具は以下のとおりです。
【必要なもの】
- クレンジングオイル
- 中性洗剤(台所洗剤も可)
- 歯ブラシ
- タオル
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時間が経ってしまった場合には、クレンジングオイルを活用するのがおすすめです。オイルで衣類が色落ちすることもあるため、使用する前に必ず裏地やポケットの内側などの目立たないところで、色落ちしないかを確認するようにしてください。
【時間がたったファンデーション汚れを落とす手順】
- 1. シミのついた面を上にして、シミの部分の下にタオルを敷く
- 2. シミに直接オイルをつけて、歯ブラシで叩くように染み込ませる
- 3. 汚れを下のタオルに移すようにして叩き、タオルに色が移らなくなるまで行う
- 4. ぬるま湯(40℃程度)で洗い流す
- 5. シミに洗濯洗剤をつけ、そのまま洗濯機で洗う
すすぐときは、40℃くらいのぬるま湯でしっかりオイルを洗い流してください。クレンジングオイルを使った後に輪ジミができやすいですが、丁寧にすすぎを行えば取れます。水が透明になるまで十分にすすぎましょう。
ファンデーション汚れに漂白剤を使ってもいい?
ファンデーションの汚れが頑固で取れない場合には、漂白剤を使用することも可能です。ただし、洋服の種類によっては痛みや色落ちの原因となるため、注意が必要です。
漂白剤に関する洗濯表示を3種類紹介します。
ファンデーション汚れを落とすときに使う漂白剤は、塩素系ではなく酸素系漂白剤を使った方がよいでしょう。また、日焼け止め成分が含まれるファンデーションは、塩素系漂白剤と化学反応を起こし、ピンク色になるケースがあるため注意してください。
漂白剤は強い薬剤のため、衣類が崩れないか不安な人はクリーニング専門店などに依頼することをおすすめします。
関連記事:クリーニングの染み抜きで落とせない汚れはあるのか|料金相場も紹介!
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まとめ
油性のファンデーション汚れは焦って水で流さずに、正しく対処することで簡単に落とすことができる汚れです。中性洗剤を使用して、歯ブラシで優しく叩くように汚れを落としましょう。すすぐときは40℃程度のぬるま湯を使用してください。なかなか落ちない汚れにはクレンジングオイルも効果的です。
大切な衣類を扱う場合には必ず洗濯表示を確認し、自分で対処することが不安な人はクリーニング専門店などプロに相談しにいくことをおすすめします。