布団はクリーニングの丸洗いがおすすめ!防ダニや長期保管など嬉しいメリットも
一般家庭で、布団をきれいに保とうとする場合、天気のいい日に干すくらいしか思い浮かばないのではないでしょうか。ただ、布団を干すことで湿気などは抜くことができても、本当にきれいになっているとは言えません。実は、クリーニングで布団を洗えることをご存じでしょうか?ここでは、布団のクリーニングについて詳しくご紹介します。
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布団のクリーニングサービスとは
一般的に、布団は自宅の洗濯機などで洗うことができません。そのため、普段のお手入れというと、カバーを洗ったり、布団を干したりするだけにとどめているケースも多いでしょう。ただ、これだけではしっかりと汚れを落とすことはできません。長期間使っていると、衛生面での不安もあるので、内部までしっかりときれいにしたいと思いますよね?実は、クリーニング店では、洋服のクリーニングだけではなく布団のクリーニングサービスも請け負っていることが多いのです。布団の内部までしっかり汚れを落として、特殊な乾燥方法でふんわりと仕上げられるので、ふかふかの状態で手元にお返しできます。
布団にクリーニングがおすすめな理由
布団は、シーツを洗ったり、布団自体を天日干しをしたくらいでは、なかなかきれいになることはありません。使い続けることで、次のような要因により汚れが蓄積されていきます。
皮脂汚れなどは、それ自体が布団に染み込んで汚れていきます。さらに、皮脂汚れはダニのエサになり、より多くのダニを呼び寄せてしまいかねません。ダニの死がいやフンなどが布団に蓄積されると、アレルギーの原因にもなってしまうので、定期的にクリーニングをする必要があります。
干すだけでは汚れは取れない
布団を天日干しすることでダニを駆除することができると思っている方は少なくありません。しかし、日光に当てたり、はたいたりしても、ダニはすぐに布団の中心部に逃げたり、裏側に回ってしまったりします。それを防ぐために、途中で裏返しても、即座にダニは移動してしまうので、期待するほどの駆除効果を得ることはできません。また、掃除機で吸ったとしても、あくまでも表面だけのため、布団の中心部に入っているダニの死がいやホコリは完全に除去できないのです。除菌スプレーも汚れを落とすわけではないので気をつけましょう。
布団にいるダニは数十万匹
実は、家の中で最もダニが多く潜んでいる場所が、布団の中です。場合によっては、数十万匹以上のダニが布団の中にいることも。聞いただけでぞっとしてしまいますよね。布団の中で多く生息しているダニには、次のような種類があります。
- チリダニ(ヒョウヒダニ)
- コナダニ
- ツメダニ
- イエダニ
一般的にアレルギーの元となるのがチリダニ、人を刺すことがあるのがツメダニとイエダニです。そのほかの大型のダニは、これらの小さいダニを捕食するために集まります。
家での洗濯には限界があるのでプロの任せたほうが安心
洗濯機には、布団が丸ごと洗えるものも出てきており、自宅で布団を丸洗いすることもできるようになったので、常に清潔を保つこともできます。しかし、家庭で布団を丸洗いするには限界があります。
なぜなら、素材ごとの洗い方や脱水などの方法を誤ると布団の中綿が傷むからです。ほかにも布団によっては、中綿が固くなることもあります。
また天日干しで乾燥させる場合は、数日かけておく必要があります。乾燥機使用した場合でも、中綿まで乾燥しているかどうかの確認が必要です。十分に乾いていないとカビが発生する原因となります。
このように家庭で布団を洗う際は、衛生面や仕上がりに不安が残ります。また、大きくて重い布団を洗って干すのにも労力がかかります。快適で適切に布団を洗いたいのであれば、プロの業者やクリーニング店にお任せしたほうが安心です。
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布団をクリーニングするメリット
布団をクリーニングに出すことで、さまざまなメリットがあります。布団を清潔にしておくことで、汚れやダニ、アレルギーの発症のリスクを防止することができます。ここでは、主なメリットについて詳しく見ていきましょう。
丸洗いできる
大きな布団は、自宅の洗濯機では洗えないことが多いでしょう。しかし、クリーニングに出すことで、大きな布団も入る洗濯機で丸洗いをすることが可能です。丸洗いをすることで、皮脂汚れや汗のほか、ダニの死がい・卵・ふんなどを除去できます。ダニは生きていないものでも、その排せつ物などにも、アレルギーなど人間に害を与えるリスクがあります。これらを除去すれば、症状が改善される可能性もあるでしょう。また、布団内には生きているダニもたくさんいるので、熱風乾燥によって駆除することができます。つまり、布団からダニを一掃することが期待できるのです。
防ダニ加工
せっかくきれいにクリーニングしたのに、継続して使っているとどうしてもダニが増えてしまいます。できればダニが増えないようにしたいですよね。そんなときには、防ダニ加工をご依頼ください。クリーニング業者の中には、布団クリーニングを依頼した際にオプション料金が必要ですが、防ダニ加工ができる業者もあります。防ダニ加工をすれば、ダニを寄せ付けないので、きれいな状態を長く保つことができるでしょう。また、もし防ダニ加工をしなくても、こまめに汗や皮脂汚れを落として、布団を乾燥させるだけでも、ある程度の防ダニ効果があります。
長期保管も可能
布団というのは、季節によって使い分けることから、自宅で保管しているとどうしても長期間使わない時期があります。こまめに干したりすることなく、放置されることが多いので、どうしてもダニの温床になりやすいのです。そのような状態にならないために、クリーニング業者が布団を預かるという方法もあります。サービスの一環として、クリーニングした布団の長期保管を承っているクリーニング店があります。
例えば、冬の羽毛布団を預けて半年後に送ってもらうということもできます。サービスを利用して一度預けると、お客様の好きなタイミングで返却可能なので、急に寒くなったとしてもすぐに回収することができるでしょう。最適な温度と湿度をキープした保管庫で保管いたしますので、ダニの心配もありません。
クリーニング店での長期保管を利用すれば、家の中の収納スペースが空くため、有効活用ができます。客用布団のような普段使わない布団でも、来客予定が入るまで長期保管しておけば、収納に困らず接客ができて快適です。
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布団をクリーニングに出す時期
布団をクリーニングに出す時期は、季節の変わり目や布団を入れ替えるタイミングがおすすめです。季節が変わり、シーズン中に使った布団をクリーニングしておくことで、次回もまた清潔に使用できます。使い終わった布団は、湿気や汚れが付着しているものです。また、汚れた布団は不衛生であるだけでなく、生地の傷みも早めます。
夏の布団はたっぷりと汗を吸い込んでおり、冬の布団は収納中にジメジメする梅雨を迎えます。どちらもダニやカビ、雑菌繁殖の原因です。そのため布団の入れ替えの時期には、使った布団をクリーニングして次に使うまでに清潔に保ちましょう。
布団をクリーニングに出す頻度
布団をクリーニングに出す頻度は、ワンシーズンに1回程度がおすすめです。使った後に布団をクリーニングに出すことで、次に使用する際にも快適に使えます。
また、敷布団のほうが汗を吸収するため、掛け布団よりも汚れやすくなります。もしシーツや敷パッドなどを使っていても、完全には防ぎきれません。したがって洗わない間はこまめに湿気を乾燥させ、シーズンごとにクリーニングで汚れを一掃しましょう。
羽毛や羊毛など取り扱っている布団の種類を確認
羽毛や羊毛など、布団の素材によっては取り扱っていないクリーニング店もあります。自分の出したい布団の取り扱いがあるかを事前にチェックしておきましょう。デリケートな素材は取り扱いできないことも多いため、特に注意が必要です。
クリーニングできる布団のタイプは以下の通りです。
- 羽毛布団
- 羊毛布団
- 綿布団
- ポリエステル
- アクリル
- 羊毛/ポリエステル混綿
- 固綿布団
クリーニングで取り扱っているお店が少ない布団は以下の通りです。
- シルク
- ムートン
- 低反発ウレタン
- 高反発ウレタン
- ファイバー素材
- ノンキルト
- 独自開発素材
羽毛布団は基本的には取り扱い可能ですが、接着剤使用のノンキルトは取り扱っている店舗が限られています。
布団のクリーニング料金
一言で布団のクリーニングといっても、その料金は一律ではありません。主に、布団クリーニングの料金は、以下の内容で変動します。
- サイズ
- 布団の質
- 店舗のサービス
- クリーニングに出す数
- 素材
サイズが大きかったり、高品質でデリケートな布団であったりする場合、値段は高くなる傾向にありますが、多くの業者の場合、依頼する点数が高いほど1点当たりの料金が安くなるので、布団クリーニングはまとめてした方がお得です。クリーニング業者は大きく分けて、店舗型と宅配型があります。ここからは、それぞれの業態における料金相場を説明していきます。
店舗型クリーニング
店舗型クリーニング業者の布団クリーニングの目安相場は次の通りです。
- 毛布系 1,000~2,000円
- 掛布団 2,500~8,500円以上
- 敷布団 2,500~9,500円以上
店舗型は、布団の種類によって細かく値段が分かれます。宅配型に比べて、比較的安くクリーニング可能ですが、布団を持っていくのはなかなか重労働かもしれません。料金の幅が大きいのは、サイズと素材によって料金が異なるためです。
宅配型クリーニング
宅配型クリーニング業者の布団クリーニングの目安相場は次の通りです。
- 1点 9,000~11,000円前後
- 2点 12,000~13,000円前後
- 3点 13,000~15,000円前後
宅配型の布団クリーニングは、大きさや素材ではなく、シンプルな依頼点数で決定していることが多くなっています。これは、業者がチェックする前に現物を送ってしまうので、「思っていた料金と違かった」といったトラブルを避けるためでもあります。宅配の場合は、利用者が持ち込む必要がなく宅配業者が集荷してくれるので負担が少ないというメリットもあります。
関連記事:掛け布団のクリーニング料金をサービス別に比較!宅配型がおすすめの理由
宅配型なら複数枚の布団クリーニングがおすすめ
先にご紹介したように、宅配型は点数によって値段を定めているケースが多くなっています。そのため、複数枚の布団を依頼することで、1枚辺りのクリーニング料金を安くすることも可能です。
点数ごとの相場を1枚あたりに換算した場合の相場は、次の通りです。
- 1点 約9,000~11,000円/枚
- 2点 約6,000~6,500円/枚
- 3点 約4,300~5,000円/枚
3点になると、1点の相場の半額程度まで単価が下がります。また、集荷してもらえるので、たくさんクリーニングに出したとしても、利用者側の負担は少なくてすむというメリットもあります。そのため、特にファミリー世帯など布団の点数が増える場合は、店舗型ではなく宅配型のクリーニング業者に依頼するほうがよいでしょう。
関連記事:布団クリーニングが早いのは宅配クリーニング!利用する流れやおすすめ業者
布団を宅配クリーニングに出す流れ
布団を宅配クリーニングに出す流れは以下の通りです。難しいことはないので、基本の手順にそって進めてみましょう。
1. 注文する
注文すると、クリーニング店が集荷用バッグを配達します。インターネットでも注文可能です。コースや数量、オプションなどを選択します。
2. 布団を集荷
集荷バッグにクリーニングしたいものを入れたら、宅配業者に依頼します。指定日に業者が玄関まで集荷に行くのが一般的です。
3. 布団を配達
仕上がった布団を再び宅配業者がご自宅まで届けます。
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布団を宅配クリーニングに出す時の注意点
宅配クリーニングに布団を出すなら、まずは利用する際の注意点を知っておきましょう。布団を宅配クリーニングに出す時の注意点を紹介します。
<注意点>
- 洗濯表示
- 梱包キットに入るサイズか
- 破れや糸のほつれのチェック
- 衛生面で問題のある汚れは専門店しか取り扱えない
洗濯表示
宅配クリーニングを利用する際は、洗濯表示を確認し、利用ができるかどうか確認しておくとスムーズです。ドライクリーニングマークや洗濯不可の表示があるものは断られる場合もあります。
お店に送ってから洗えないことが分かった場合、時間や手間がかかります。そのためクリーニングできるかどうか気になる方は、あらかじめ確認したほうが安心です。
梱包キットに入るサイズか
宅配クリーニングの場合、事前に送られてくる配送キットがあります。店のコースや料金設定によっても異なりますが、配送キットの中に入らない場合は別料金になることもあるため、注意が必要です。また、取り扱い不可になる可能性があります。宅配クリーニングを依頼する前には、そのキットの大きさをチェックして自宅の布団が入るサイズかを確認することが必要です。
破れや糸のほつれのチェック
布団クリーニングでは、破れや糸のほつれにも注意が必要です。クリーニング前に破れや糸のほつれがあると、クリーニングした時に生地を傷めたり、中身が飛び出したりする原因となります。破れなどがあると受付できない場合もあるため、事前にチェックしておくようにしてください。
衛生面で問題のある汚れは専門店しか取り扱えない
嘔吐や下痢、ペットの粗相など衛生面で問題のある汚れのある布団は、一般的なクリーニング店では取り扱っていません。特殊な汚れのある布団を依頼するのは避けましょう。また、ペットの毛が大量についている場合も断られるケースがあります。クリーニング店によって対応は異なりますが、事前にできるだけ取り除くのがおすすめです。
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まとめ
布団は毎日使うものですが、自宅ではなかなか洗濯することができないものです。掃除機やはたき、天日干しなどで手入れを行うことはできますが、根本的にきれいにすることは難しいでしょう。ダニやほこりの巣窟になると、アレルギーなどの原因にもなるので定期的な手入れが必要になります。布団クリーニングでは、しっかりと洗濯・乾燥してもらえるのでダニや汚れを排除してふかふかの状態にできるのがメリットです。リコーベでも布団クリーニングのコース(羽毛布団・こたつ布団・毛布・肌掛け布団)を用意しています。ぜひ一度活用してみてください。